UAE :Uterine Artery Embolization:子宮動脈塞栓術

脚の付け根にある大腿動脈からカテーテルという細い管を挿入して、エックス線透視を用い、子宮動脈まで挿入します。カテーテルは外径が1.3mmです。
そこから塞栓物質という細かい粒子を注入します。塞栓物質は血流にのって子宮筋腫・子宮腺筋症を栄養する動脈を塞ぎます。
左右の子宮動脈にこの操作を行ったらカテーテルを抜いて終了です。
エックス線被曝を伴いますので短時間で終了させることが重要です。この手技は通常10-20分で終了させることができます。UAE後には一過性の子宮虚血による下腹部痛がおきますが、鎮痛剤にて制御できます。24-48時間で退院可能なほど回復が早いのが特徴です。
通常のデスクワークであれば1週間、運動、長期の旅行は2週経てば大丈夫です。
ほとんどの症例でUAE前にあった過多月経、月経痛、貧血、圧迫症状から開放されます。