子宮腺筋症に対するUAE(1)

子宮腺筋症という病気があります。 子宮内膜症が子宮の筋層内に起こる病態と考えられていますが、子宮内膜症とは別の病気という考え方もあるようです。
問題なのは正常の子宮筋層と腺筋症との病変部の境界がはっきりしないこともあり腺筋症病変部だけを手術的に取り除くことが困難であることが少なくないということです。
もしUAEがこの子宮腺筋症に対して有効であれば患者さんにとって大きな福音となります。
私は1998年に子宮筋腫に対するUAEに取り組み、腺筋症に対してUAEを行ったのは1999年でした。
子宮筋腫と同じように塞栓しましたが、はじめの1年くらいは症状が軽くなって良かったのですが、1年を過ぎるとだんだんと元通りになっていきました。