第43回日本IVR学会総会(2)

学会2日目は特別企画で私が聴講したかったDr.Piscoの講演がありました。Dr.Piscoは多数のUAE症例だけではなく、前立腺肥大症に対する動脈塞栓術(PAE)も700例以上の経験をお持ちのパイオニアです。特別企画ではUAEではなくPAEについて講演されましたが、自分のセッションが終わると会場を出て行きました。前方席に座っていた私も後を追うようにして、質問しました。 質問内容 1.UAE後の妊娠率が約50%と高いが患者さんを選んでいるのか? 2.PAEでは何種類かの塞栓物質が使用されているが何がいいのか? の2点でした。 1.に関しては、症状のある筋腫を対象としているだけである。 2.何でもよい(エンボスフィアでもPVAでも、、) ということでした。私は子宮筋腫に対するUAEは2000例を経験しているが、先生の妊娠率の高さには驚いていると話すと、2000例という数にいささか驚き、私にメールアドレスをくれて、一度ポルトガルにいらっしゃいと言ってくれました。 本当は2200例以上ですが、少なめに言いました。