血管カテーテルで子宮筋腫・子宮腺筋症を治療しています。1998年より子宮動脈塞栓術(Uterine Artery Embolization・UAE) に従事し25年目となり、4100症例以上を経験させていただき(202年1月現在)、常に正確で安全な治療を提供すべく努力しています。子宮筋腫・子宮腺筋症の開腹手術を希望されない方は、お早めに受診下さい。UAEに関するあらゆる質問に即答いたします。 UAEは保険適用です。
まもなく開院以来1000症例
2019年9月 2016年4月
1 6分8秒 14分48秒
2 7分 11分42秒
3 6分48秒 16分
4 8分6秒 18分6秒
5 6分54秒 21分
6 6分54秒 20分48秒
7 5分54秒 16分12秒
この数字を見ていただきたい。
調布恵仁会クリニック開院以来のUAEの透視時間です。
2016年4月に開院し、まもなく1000症例になります。私自身は1998年からUAEを行っておりのべ3600症例を超えています。
子宮動脈は内腸骨動脈もしくはその分枝(下臀動脈です。)から分岐し、前方に向かって比較的急角度で分岐します。調布恵仁会で行ったUAEの血管解剖を見直すと欧米から発表されている分岐形式とは違っていることがわかりました。
子宮動脈は 下臀動脈の第1分枝45% 3分岐(下臀動脈、上臀動脈、子宮動脈が同時に分岐)43% つまり下臀動脈第1分枝もしくは3分岐でほぼ9割→海外
子宮動脈は 下臀動脈の第1分枝72% 次が内腸骨動脈から直接16%→日本
上臀動脈を越えると下臀動脈になりますから、とにかくカテ-テルは上臀動脈を越えてしまえばよい。(7割以上の確率でそこに子宮動脈があります。)造影してそこに子宮動脈がなければカテーテルを引き戻せばよい。ことになります。
これが判ってから私は格段に早くなりました。さらにUAE前にMRIで血管も描出すれば前もってどこから子宮動脈が分岐しているのかがおおよそ判ります。
この日本人における子宮動脈の血管解剖をまとめて明らかにしてくれたのがUAE瀧塾塾生の石川源先生です。この成果を石川源先生は日本解剖学学会、日本産婦人科学会、日本IVR学会等で発表してくれています。
透視開始からカテ-テルが子宮動脈分岐部まで到達が1分 マイクロカテ-テルが子宮動脈分岐部を通過し子宮動脈水平枝遠位到達まで2分を達成しています。
次の課題はいかに使用する造影剤を少なくするかです。
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