UAE、IVR、血管造影

今までに行った血管造影、IVR、UAEの症例数を集計する機会がありました。
10年ほど勤務した病院で約2500症例でした(UAEを除く)。UAEは約1850例でした。それ以外に心臓カテーテル(心臓カテーテルを行っていた時代が私にもあるのです。)、他院でのIVRを含めると約4500症例でした。研修医時代の症例は含めていません。

この4500症例という数が多いのか少ないのかはわかりません。

以前勤務していた葉山ハートセンターでは循環器医師によって心臓カテーテルだけで年間1000例以上行われていました。循環器医師は2名もしくは3名でしたから一人当たり330例以上は行っていることになりますね。10年のキャリアがあれば3300例、20年ならば6600例ということになりますから単純に比較すれば私など20年で4500例ですからひよっこ、いやスズメ医者ですね。

ここ数年は年間200例のペースでUAEを行っていますから来年中には2000例を突破すると思いますが、2000例を突破すればまた違った世界が見えてくるような気がします。またUAEは多い年でも年間270-280例でしたから、年間300例を超えるようになればまた違った世界が見えてくる気がします。

そうすれば

「200例に1例ほどとても子宮動脈にカテーテルを挿入するのが難しい場合があるんです。」

「子宮動脈が片側で2本ある人がいます。」

「子宮動脈が片側欠損している人がいます。」

「両側の卵巣動脈を塞栓せざるを得ない場合もあるのです。」

「塞栓効果は塞栓物質だけでなく造影剤の粘稠度や浸透圧にも左右されますよ。(それよりも一番大切なのは塞栓のさじかげんです。)」

「、、、、だったので手技に時間がかかってしまったのです。」

と患者さんに説明しても説得力がでてきますね。